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診断戦略 診断力向上のためのアートとサイエンス

志水 太郎

以下は、医学書院HPからの引用です。

多くの読者に切望されていた本を志水先生が書き上げました.医師の歴史のなかで,彼と同様のアイディアの多くはいわゆる暗黙知として使われていたのかもしれません.その真価が存在する一方で,その概念を明らかにすることは巨大な価値をわれわれに与えるでしょう.
志水医師をおいてほかに誰がこの仕事をなし得るでしょうか.日本において私は長年彼を知り,一緒に仕事をしてきました.彼の慧眼と分析の能力がこの仕事を可能にしたといえるでしょう.
この優れた本は,医学という名の「アートとサイエンス」を実践するすべての人々にとって最も重要な一冊となるに違いありません.

Lawrence M. Tierney. Jr.
ローレンス・ティアニー Jr.

デジタル化が進み情報アクセスや仕事の効率がよくなり,結果として数値や画像といった扱いやすい情報「以外」のアナログな部分での差を感じる時代となった.本書の真髄はそこにある.そうした才に恵まれた志水先生は,少しでも長くベッドサイドで患者から学ぶことが喜びであり,成果を惜しみなく伝えることも実に幸せそうである.
本書は学習者がぶつかるエラーや困難のときにこそ,他の成書とは異なる支えとなるだろう.彼が言語化したものは単なる知識だけではないからである.

青木 眞

日々診療を行うなかで,診断力の向上は最も大切なものの一つです.志水先生の書かれたこの本は,私たち臨床医がふだん無意識に行っている診察時の思考過程を客観的に見直してレベルアップするためのきっかけを与えてくれます.鑑別診断の方法について,すでに提唱されているものから志水先生自身が考案されたものまで,盛り沢山に紹介してあります.
きっと読者の皆さんが築き上げてきた方法がさらに向上するための大きな助けになると確信します.

藤本卓司

自分が志水太郎先生に出会ったのは彼が初期研修医のときであったが,その頃すでに院内全科診療マニュアルを1人で書き上げていた.その後われわれ2人は,若手医師・医学生の教育のための闘魂外来などをともに展開する同志となった.彼が超人的な行動半径の広さで世界中を飛び回りながら診療・教育の活動を継続しているなか,最も関心のある分野である診断学について送り出すのが本書である.
最新の研究内容に加えて,PCSやSystem 3など彼独自の実践的なアイデアを縦横無尽に結びつけた診断学イノベーションが満載である.

徳田安春
診断戦略 診断力向上のためのアートとサイエンス